グラフの表示が荒すぎるのを治す

提供: tknotebook
2015年8月20日 (木) 10:24時点におけるNakamuri (トーク | 投稿記録)による版

移動: 案内検索

メインページ>コンピュータの部屋#ソフトウェア>GNUPLOT

以下のコマンドで3次元グラフを表示すると、ワイアフレームの間隔が荒っぽくて なんだかよくわかりません。

splot sin(sqrt(x**2+y**2))

描画例 グラフの表示が荒すぎるのを治す01.png

実は既定では、splot は x方向に10点、y方向に10点、つまり組み合わせて100点で入力された関数の z値を計算して表示します。 この既定値はたいてい不十分で変える必要があります。

x, y方向のサンプル数を変更するにはisosammplesオプションを使います。isosammplesオプションは パラメトリックモードでは u, v 変数のサンプル数を変更します。

何故10なんて荒い数が既定値なのというと、isosample はちょっと大きくすると、計算量がサンプル数の2乗に比例して大きくなるので、初期値は控えめな値にする必要があるからでしょう。ですから3次元グラフではたいてい、 isosamples はグラフの複雑度に応じて適正な値に調整する必要があります。

set iso 50
replot

とすると、x, y方向にそれぞれ50点づつ、組み合わせて2500点を計算して表示します。

描画例 グラフの表示が荒すぎるのを治す02.png