NTPサーバーと常時時刻合わせを行うようにする

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ntp で時刻同期するには ntpd サービスを動かして /etc/ntp.conf を設定すればOKです。

ConoHa VPS ではすでに ntpd はインストール済みでサービスも動いていましたが、ntp関係のパッケージは

yum list installed | grep ntp
ntp.x86_64                                 4.2.6p5-1.el6.centos      @base
ntpdate.x86_64                             4.2.6p5-1.el6.centos      @base 

です。もしあなたの CENTOS に入っていなければインストールしてみてください。ちなみに ntpdate は マニュアルで NTPサーバと時刻合わせを行うコマンドのようです。

/etc/ntc.conf の server と書かれている部分を

server -4 ntp.nict.jp
server -4 ntp1.jst.mfeed.ad.jp
server -4 ntp2.jst.mfeed.ad.jp
#server 3.centos.pool.ntp.org iburst

としてサーバーを NICT(情報通信研究機構) の NTPサーバと同期するように書き換え

service ntpd stop
ntpdate ntp.nict.jp
service ntpd start

で設定を読み込ませると同期が始まります。この設定では ntpd は 外部NTPサーバのクライアントなので、内から外への接続を許可している場合は iptables の設定変更は必要ありません。

ntpdateコマンドを実行したのは ntpdで同期する前に ntpdateコマンドで時刻合わせを行っておいたほうがうまくゆくからなのだそうです。 たいていは ntpdate で時刻合わせしなくてもうまくゆくそうです。

同期の様子は知るには

ntpq -p

をたたきます。同期には数分から10分程度かかりますので焦らず気長に待ちましょう。

     remote           refid      st t when poll reach   delay   offset  jitter
==============================================================================
*ntp-a2.nict.go. .NICT.           1 u   47  256  377    2.204    0.010   0.055
+ntp1.jst.mfeed. 172.29.3.60      2 u   68  256  377    1.619    0.005   0.163
+ntp2.jst.mfeed. 172.29.2.50      2 u  190  256  377    1.587   -0.127   0.232

というように、NTPサーバの名前の前に + や * のマークが表示されれば同期しています。