「MVNO のデメリット」の版間の差分
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基本 40円/分 で、楽天電話などの通話半額サービスを組み合わせても 20円/分 です。 | 基本 40円/分 で、楽天電話などの通話半額サービスを組み合わせても 20円/分 です。 | ||
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MVNOにも広がりつつあります。詳しくはMVNOのオプションプランをご覧ください。 | MVNOにも広がりつつあります。詳しくはMVNOのオプションプランをご覧ください。 | ||
2016年11月11日 (金) 14:52時点における版
私はMVNOを積極的に使って欲しいと考えていますが 「何故安いのか」ちゃんと中味を知ってから使った方が良いと考えています。
大手キャリアから MVNO に移った場合のデメリットをまとめてみました。
目次
[非表示]電話機の設定を自分で行なう必要があります
多くの MVNO ではSIMの挿入、APN の設定は利用者側で行う必要があります。 電話機とSIMのセット販売でも、多くのMVNOでは利用者側で設定を行います。
SIMの挿入は機械に不慣れな方には難しいかもしれません。電話機の中には工具が無いとSIMの挿入が困難なものもあります。挿入は簡単でも抜くには専用のエ具が必要なものもあります。やり方は機種毎に異なるため、説明書をよく読んでから行うしかありません。
但し、最近は、IIJ、OCNなどいくつかの業者が量販店(イーオン、BIC、ヨドバシなど)と提携して、店舗にカウンターを設け、設定まで行ってくれるところが増えています。有料でセットアップサービスを行っている量販店もあります。
端末は高いです
もしあなたがiphone等の新品の高級端末が欲しいなら大手キャリアと契約すべきです。
大手キャリアの端末は本来10万円近くするものが多いのですが、所謂抱き合わせ商法により、実質的にダンピング価格(原価を下まわる価格)で端末を販売しています。その値引き幅は、特にMNP転入時は非常に大きいです。
ダンピングは犯罪(独禁法の不当廉価販売)ですのでいずれは止めることになると思います。
MVNOの場合、端末は量販店、中古ショップ又はMVNOで買いますが、端末は普通に電化製品としての価格で買います。
その代わり、MVNO向けの端末は、安くて性能のとても低いものから高価で性能の高いものまで様々なものが売られています。
1~2万円で充分実用的な端末も少なくありません。
故障の対処は自分で行なう必要がある場合があります
大部分のMVNOは店舗を持たないため、原則街中に故障の受付窓口はありません。保証はメーカ保証かMVNOが付けてくれる保証になります。
MVNOで大手キャリアの端末を利用する場合は、保証は端末を売ったキャリアで行います。
有料で端末保証を行っているMVNOでは、月数百円程度で端末の保証を行ないます。
セット販売した端末のみを対象に端末を交換してくれたり(交換費用5千円くらい)、安く修理を請け負ったり、実費で修理を仲介するなど、保証の内容は様々ですが、大手キャリアのように3年間無償で修理に応じてくれるMVNOは無さそうです。
いずれにしても実店舗を持たない業者の場合、電話やメールで状況を説明して対応して貰わなければならず、全て店頭でおまかせの三大キャリアに比べてめんどうくさいです。当面の不便をしのぐ代替機の提供もありません。
尚、IIJなど一部の業者は量販店にカウンターを設け、 故障受付を行っています。原則ネットでセット販売 した端末で、一定のオプション料金での契約が 条件のようです。
キャリアメールは使えなくなります
キャリアメールは使えなくなります。プロバイダメールやGMailを使えばよいのですが、キャリアメールの利用者の中には、キャリアメール以外のメール受信を拒否されている方がたくさんいます。そういう方とはメールで連絡がとれなくなります。
キャリア固有のソフトの更新はできなくなる場合があります
キャリアの端末を使用している場合キャリアが提供しているアプリのアップデートができなくなる場合があります。また、電話機本体のファームの更新ができなくなる場合もあります。
通話料金が高い
MVNOは大手キャリアに比べ、音声通話の料金が高く、携帯電話で長電話したい人にはMVNOは向きません。
大手キャリアのような通話定額サービスは、MVNOにはあまりありません(IP電話を使った通話定額サービスは有ります)。 基本 40円/分 で、楽天電話などの通話半額サービスを組み合わせても 20円/分 です。
但し最近は3分以内、あるいは5分以内の料金を一日数十回までは定額にするサービスが MVNOにも広がりつつあります。詳しくはMVNOのオプションプランをご覧ください。
また、LINEやIP電話の普及により、従来の音声通話を全く使わない人が増え、各キャリアの 音声通話の収益は急激に減少しつつあるようです。
相談窓口が無い
一部の業者を除いて、街中にショップがありません。端末の操作法などは自力で調べる必要があります。
高速通信の容量が小さい
高速通信の容量は 3GB/月が標準的です。頻繁にデータ通信を使う人、家にwifi設備をもたない人、動画を良く見る人には少ないでしょう。
MVNOは普段あまり携帯キャりアのデータ通信を行なわない人、 大容量のデータ通信を主に家やwifiスポットで行ない、 移動中はあまりデータ通信をしない人に向いています。 そういう人のためにMVNOは安いプランを提供してくれるからです。
自分の普段使う量を知り、適切なプランを選ぶことが大切です。普段7GB~/月も使うヘビーユーザにはMVNOは向きません。
最近は、MVNOは使ったデータ通信容量に応じた料金を 取る方式が増えています。月額基本量を0円や500円 など低くおさえ、データ通信をあまり使わない人は 料金が非常に安くなるプランが増えています。
例 日本通信 基本料500円で1GBまで。以降 250円/GB
遅くて安定性が低い
MVNOは大手キャリアに比べデータ通信速度がかなり遅いです。 大手は常時20~30Mbpsで使えますが、MVN0はその数分の一程度。 特に皆が一斉にスマホを覗く12時半頃は、非常に遅くなり 大手のMVNOでも 0.5Mbpsを割ることも珍しくありません。MVNOは使用する時間帯により速度がかなり激しく変化します。
LINE等のテキストベースの通信を行なうアプリや、webを覗くだけなら、1~2Mbps 以上の速度が出ていれば それ以上速くても違いはわかりません。
しかし、重めの動画鑑賞、画像を中心にした重たいweb画面、写真や動画などのファイルのアップロード/ダウンロード、アプリの更新などでは不便です。
ブロードバンド+wifiとの併用をお薦めします。
GPSの測位に時間がかかる場合がある。
大手キャリアの販売する端末にMVNOのSIMを差すと、GPSの最初の測位に数分かかるようになってしまう場合があります。
これは、大手キャリアが販売する端末の中には、 GPSの起動を数秒にするためのAGPS情報を 大手キャリアの回線から取得するようになっている端末があるからです。
■Sony製の端末に多いようです。
幸いなことに、この様な端末は少数です。 大手キャリア以外が販売する、所謂「シムロックフリー亅 端末は、GoogleのAGPSを利用するので問題有りません。 また、iphoneはキャリア販売のものも大丈夫です。
Line
大手キャリアの年齢認証サービスが使えなくなるため、ID検索が出来なくなります。
LINEで「大人向け」の出会いをご希望の方には、MVNOは向きません(^-^;
但し、LINE自身が運営するMVNO、 LINEモバイルでは年齢認証が可能です。