「ConoHa VPS に メールサーバを立ててみた」の版間の差分
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すでに MX と A レコードは DNS に登録されているものとして説明します。 | すでに MX と A レコードは DNS に登録されているものとして説明します。 | ||
==設定== | ==設定== | ||
− | ConoHa VPS では postfix | + | ConoHa VPS では postfix は既に設定済みで、サービスも起動しています。わずかな設定変更でより適切に動くようになります。 |
設定ファイルは /etc/postfix/main.cf です。設定箇所は以下の通り。 | 設定ファイルは /etc/postfix/main.cf です。設定箇所は以下の通り。 | ||
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mailbox_size_limit = 1073741824 | mailbox_size_limit = 1073741824 | ||
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==ファイアウォールの変更== | ==ファイアウォールの変更== | ||
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==まとめ== | ==まとめ== | ||
− | これで SMTP | + | これで SMTP サーバが動いたのでメールが送受信できるようになりました。但しメールを送信できるのは mailx など localhost のプログラムだけです。 |
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2016年11月9日 (水) 12:21時点における最新版
メインページ>コンピュータの部屋>ConoHa VPS を使ってみた
「このはの薄い本 Vol. 2 」
https://www.conoha.jp/download/books/conoha-book-02-postfix.pdf
を参考にPostfixの設定を行いました。
以下はメールホスト = serv.nakamuri.info, メールのドメイン = nakamuri.info とし、 すでに MX と A レコードは DNS に登録されているものとして説明します。
設定
ConoHa VPS では postfix は既に設定済みで、サービスも起動しています。わずかな設定変更でより適切に動くようになります。 設定ファイルは /etc/postfix/main.cf です。設定箇所は以下の通り。
書き換え ホスト名
myhostname = serv.nakamuri.info
書き換え ドメイン名
mydomain = nakamuri.info
コメント解除
myorigin = $mydomain
書き換え
inet_interfaces = all
コメント解除
home_mailbox = Maildir/
コメント解除、書き換え
smtpd_banner = $myhostname ESMTP unknown
コメント解除(SMTPDが信頼するネットワーク範囲)
mynetworks_style = host
書き換え
mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, localhost, $mydomain
末尾に追加(先頭の空白の有無に注意!) SMTP-AUTHを使うための設定を追加
smtpd_sasl_auth_enable = yes smtpd_sasl_local_domain = $myhostname smtpd_recipient_restrictions permit_mynetworks permit_sasl_authenticated reject_unauth_destination mailbox_size_limit = 1073741824
最後のこの設定は、localhostからの送信しか認めていないので不要なのですが、とりあえず練習のつもりで設定してみました。
ファイアウォールの変更
/etc/sysconfig/iptables を以下のように書き換え iptables を再起動します。
SMTP のポートをあけました。
*filter :INPUT ACCEPT [0:0] :FORWARD ACCEPT [0:0] :OUTPUT ACCEPT [0:0] :RH-Firewall-1-INPUT - [0:0] -A INPUT -j RH-Firewall-1-INPUT -A FORWARD -j RH-Firewall-1-INPUT -A RH-Firewall-1-INPUT -i lo -j ACCEPT -A RH-Firewall-1-INPUT -p icmp --icmp-type any -j ACCEPT -A RH-Firewall-1-INPUT -m state --state ESTABLISHED,RELATED -j ACCEPT # SSH, HTTP, Subversion Edge -A RH-Firewall-1-INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 22 -j ACCEPT -A RH-Firewall-1-INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 25 -j ACCEPT -A RH-Firewall-1-INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 80 -j ACCEPT -A RH-Firewall-1-INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 3343 -j ACCEPT -A RH-Firewall-1-INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 4434 -j ACCEPT -A RH-Firewall-1-INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 60000 -j ACCEPT -A RH-Firewall-1-INPUT -j REJECT --reject-with icmp-host-prohibited COMMIT
service iptables restart
サービス起動
chkconfig saslauthd on service saslauthd start service postfix start
まとめ
これで SMTP サーバが動いたのでメールが送受信できるようになりました。但しメールを送信できるのは mailx など localhost のプログラムだけです。 とりあえず、外部からメール受信可能で、redmine などからメール送信できるようにすることが目的なので、当面はこれで十分です。