「MyBatisで行ロック(悲観ロック)を行うには?」の版間の差分

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(うまくゆかない理由)
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多くのデータベースの既定のトランザクションのアイソレーションレベルは READ COMMITED です。
 
多くのデータベースの既定のトランザクションのアイソレーションレベルは READ COMMITED です。
  
READ COMMITEDでは通常行ロックの寿命はカーソルがその行に留まっている間です、しかし、MyBatis は select ステートメント
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READ COMMITEDでは通常行ロックの寿命は、カーソルがその行に留まっている間です、しかし、MyBatis は select ステートメント
 
を実行すると、カーソルも PreparedStatement もクローズしてしまいます。これでは行ロックが残る訳が有りません。
 
を実行すると、カーソルも PreparedStatement もクローズしてしまいます。これでは行ロックが残る訳が有りません。
  

2016年11月19日 (土) 13:01時点における版

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この記事では MyBatis で行ロックを使う方法を紹介します。

行ロック(悲観ロック)は単純にやってもうまくゆかない

テーブルの行を select ・・・ for update で行ロックして update 文で更新するのは SQL の 「悲観ロック」 の常とう手段です。

ただ、MyBatis では selecetステートメント(Mapperインターフェースの select用メソッド)で select ・・・ for update を実行し、 updateステートメント(Mapperインターフェースの update用メソッド)で行を更新してもうまくゆかないことが多いです。

何故でしょう?

うまくゆかない理由

多くのデータベースの既定のトランザクションのアイソレーションレベルは READ COMMITED です。

READ COMMITEDでは通常行ロックの寿命は、カーソルがその行に留まっている間です、しかし、MyBatis は select ステートメント を実行すると、カーソルも PreparedStatement もクローズしてしまいます。これでは行ロックが残る訳が有りません。

対処法

アイソレーションレベルを REPEATABLE_READ にします。 アイソレーションレベルが REPEATABLE_READ なら、行ロックの寿命はトランザクションの終了(commit/rollback)までです。

アイソレーションレベルは SqlSessionFactory#openSession の引数で指定できます。