「グラフの表示が荒すぎるのを治す」の版間の差分

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  splot sin(sqrt(x**2+y**2))
 
  splot sin(sqrt(x**2+y**2))
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[[ファイル:グラフの表示が荒すぎるのを治す01.png]]
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実は既定では、splot は x方向に10点、y方向に10点、つまり組み合わせて100点で入力された関数の z値を計算して表示します。
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この既定値はたいてい不十分で変える必要があります。
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x, y方向のサンプル数を変えるには
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isosammplesオプションを使います。
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なんでこんな荒い設定が既定値なのか不明ですが、おそらく、isosample はちょっと大きくすると、計算量がサンプル数の2乗に比例して大きくなるので、初期値は控えめな値にしてあるのでしょう。
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set iso 50
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replot
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とすると、x, y方向にそれぞれ50点づつ、組み合わせて2500点を計算して表示します。
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[[ファイル:グラフの表示が荒すぎるのを治す02.png]]

2015年8月19日 (水) 12:01時点における版

メインページ>コンピュータの部屋#GNUPLOT

以下のコマンドで3次元グラフを表示すると、ワイアフレームの間隔が荒っぽくて なんだかよくわかりません。

splot sin(sqrt(x**2+y**2))

描画例 グラフの表示が荒すぎるのを治す01.png

実は既定では、splot は x方向に10点、y方向に10点、つまり組み合わせて100点で入力された関数の z値を計算して表示します。 この既定値はたいてい不十分で変える必要があります。

x, y方向のサンプル数を変えるには isosammplesオプションを使います。

なんでこんな荒い設定が既定値なのか不明ですが、おそらく、isosample はちょっと大きくすると、計算量がサンプル数の2乗に比例して大きくなるので、初期値は控えめな値にしてあるのでしょう。

set iso 50
replot

とすると、x, y方向にそれぞれ50点づつ、組み合わせて2500点を計算して表示します。

描画例 グラフの表示が荒すぎるのを治す02.png