「媒介変数表示」の版間の差分

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(3次元の媒介変数表示)
(3次元の媒介変数表示)
 
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  plot cos(t), sin(t)
 
  plot cos(t), sin(t)
  
コマンドの最初の行は、XとYの目盛を同じにするためで、真円を描くようにします。
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コマンドの最初の行は、X軸とY軸で同じ単位長が画面上で同じ長さになるようにして、真円を描くようにします。
 
媒介変数は t になります。tが変化する範囲を変更するには trange オプションで、
 
媒介変数は t になります。tが変化する範囲を変更するには trange オプションで、
 
tのサンプル数は samples オプションで変更できます。
 
tのサンプル数は samples オプションで変更できます。
  
描画例
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{{fig|[[ファイル:媒介変数表示01.png]]|描画例}}
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==3次元の媒介変数表示==
 
==3次元の媒介変数表示==
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  splot cos(u)*sin(v), sin(u)*sin(v), cos(v)
 
  splot cos(u)*sin(v), sin(u)*sin(v), cos(v)
  
コマンドの1行目は、X軸とY軸とZ軸の
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コマンドの1行目は、X軸とY軸とZ軸で、同じ単位長が画面上で同じ長さになるようにして、球をちゃんと真球で描くようにするためです。
  
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3行目、4行目は媒介変数 u, v の変化範囲を変更しています。これは既定が -10~10 で角度の範囲にそぐわないためです。
[[ファイル:媒介変数表示02.png]]
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splotでは 媒介変数u, v に対処いてX値, Y値、Z値それぞれの値を計算する3個の関数を指定します。
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2016年3月31日 (木) 13:41時点における最新版

メインページ>コンピュータの部屋#ソフトウェア>GNUPLOT

2次元の媒介変数表示

GNUPLOTは媒介変数表示もサポートしています。

媒介変数表示で円を描くには以下のようにします。

set size ratio -1
set parametric
plot cos(t), sin(t)

コマンドの最初の行は、X軸とY軸で同じ単位長が画面上で同じ長さになるようにして、真円を描くようにします。 媒介変数は t になります。tが変化する範囲を変更するには trange オプションで、 tのサンプル数は samples オプションで変更できます。

媒介変数表示01.png
描画例

3次元の媒介変数表示

3次元で球を描くには以下のようにします。

set view equal xyz
set parametric
set urange [0:2*pi]
set vrange [0:pi]
set iso 20
splot cos(u)*sin(v), sin(u)*sin(v), cos(v)

コマンドの1行目は、X軸とY軸とZ軸で、同じ単位長が画面上で同じ長さになるようにして、球をちゃんと真球で描くようにするためです。

3行目、4行目は媒介変数 u, v の変化範囲を変更しています。これは既定が -10~10 で角度の範囲にそぐわないためです。

splotでは 媒介変数u, v に対処いてX値, Y値、Z値それぞれの値を計算する3個の関数を指定します。


媒介変数表示02.png
描画例