「AndroidStudioからSubversionへインポート」の版間の差分

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AndroidStudioのローカルなプロジェクトをリモート(Subversion)へ登録する手順は以下の通りです。
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AndroidStudioのローカルなプロジェクトをリモート(Subversion)へ登録する方法として
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#ローカルなプロジェクトをSubversionへインポートする。
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#ローカルなプロジェクトを共有(Share)する。
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の二つの方法があります。このページでは前者を説明します。
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このページの最後で後述するように、インポートはプロジェクトのすべてのファイルを Subversionに登録してしまい、必要なファイルのみを登録できないのでお勧めできません(1.3.2で確認 1.4.0以降は未確認)。
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とりあえずここでは手順だけ書いておきます。
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尚、Subversionの利用にあたっては、Subversionサーバのバージョンに合わせたSubversionのクライアント(コマンド)をインストールし、パスを通しておいてください。
  
 
==インポート用のダイアログを開く==
 
==インポート用のダイアログを開く==
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インポート先(リモートのリポジトリ)のフォルダを指定します。
 
インポート先(リモートのリポジトリ)のフォルダを指定します。
  
リポジトリが未登録の場合は 「+」ボタンで URL を登録してください。
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リポジトリが未登録の場合は 「+」ボタンで URL を登録してください。認証用のID/パスの入力を求められることがあります。
  
インポートするプロジェクトのフォルダは自動的には作られませんので、
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インポートするプロジェクトのトップフォルダは自動的には作られませんので、
必要ならば、右クリックして [New]→[Remote Folder] でフォルダを追加してください。[Import]ボタンで次へ進みます。
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必要ならば、右クリックして [New]→[Remote Folder] でフォルダを追加してください。
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==インポート元(ローカル)のフォルダを指定する==
 
==インポート元(ローカル)のフォルダを指定する==
  
プロジェクタのフォルダを選んでください。[OK]ボタンで次へ進みます。
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プロジェクタのトップフォルダを選んでください。[OK]ボタンで次へ進みます。
  
 
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[[ファイル:AndroidStudioのプロジェクトをSubversionに登録する003.png]]
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Subversionと連携したい人はプロジェクトを Subversionからチェックアウトしてください。
 
Subversionと連携したい人はプロジェクトを Subversionからチェックアウトしてください。
  
==蛇足==
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==補足==
 
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プロジェクトをSubversioにインポートするもう一つのやり方として
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[VCS]→[Import into Version Control]→[Share Project on Subversion]
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というものがあります。
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プロジェクトのSubversionへのインポートは、少なくとも AndroidStudio 1.3.2(1.4.0以降では未確認) では無条件にプロジェクトのファイルを全て Subversionに登録してしまいます。
  
これは 現在のローカルフォルダにあるプロジェクトを作業フォルダに変換し、
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[File]→[Settings]→[Version Control]→[Ignore Files]で除外ファイルやディレクトリを設定しても効果ありません。
Subversion側にトップフォルダしかないプロジェクトを作成します。
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つまりすべてのフォルダ/ファイルが未コミットな状態の作業フォルダができるので、
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プロジェクトは初期状態で800弱個のファイルからなりますが、その中で Subversionへの登録が必要なのはわずか数十個です。
最初のコミットにひどく時間がかかります。
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ローカルプロジェクトをそのまま作業フォルダに変換できるので手間がかからず便利そうですが、試してみたところ、インポートとチェックアウトの方がはるかに早く、
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この問題を解決するには'''「[[AndroidStudioでSubversionを使ってプロジェクトを共有]]」''' でプロジェクトを Subversion に登録するやり方がシンプルでよいようです。
使いものになりませんでした。もちろん使用している SubVersionサーバや、マシンとの
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相性があるのかもしれません。
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2015年10月2日 (金) 13:34時点における最新版

メインページ>コンピュータの部屋#Android>AndroidStudio Tips

AndroidStudioのローカルなプロジェクトをリモート(Subversion)へ登録する方法として

  1. ローカルなプロジェクトをSubversionへインポートする。
  2. ローカルなプロジェクトを共有(Share)する。

の二つの方法があります。このページでは前者を説明します。

このページの最後で後述するように、インポートはプロジェクトのすべてのファイルを Subversionに登録してしまい、必要なファイルのみを登録できないのでお勧めできません(1.3.2で確認 1.4.0以降は未確認)。 とりあえずここでは手順だけ書いておきます。

尚、Subversionの利用にあたっては、Subversionサーバのバージョンに合わせたSubversionのクライアント(コマンド)をインストールし、パスを通しておいてください。

インポート用のダイアログを開く

[VCS]→[Import into Version Control]→[Import into Subversion]

AndroidStudioのプロジェクトをSubversionに登録する001.png

インポート先(リポジトリ)のフォルダを指定する

インポート先(リモートのリポジトリ)のフォルダを指定します。

リポジトリが未登録の場合は 「+」ボタンで URL を登録してください。認証用のID/パスの入力を求められることがあります。

インポートするプロジェクトのトップフォルダは自動的には作られませんので、 必要ならば、右クリックして [New]→[Remote Folder] でフォルダを追加してください。

[Import]ボタンで次へ進みます。

AndroidStudioのプロジェクトをSubversionに登録する002.png

インポート元(ローカル)のフォルダを指定する

プロジェクタのトップフォルダを選んでください。[OK]ボタンで次へ進みます。

AndroidStudioのプロジェクトをSubversionに登録する003.png

初期のコミットメッセージを指定する

プロジェクトインポート時ののコミットメッセージを聞かれますので、入力してください。入力しなくても可。 [OK]ボタンでインポートが開始されます。

AndroidStudioのプロジェクトをSubversionに登録する004.png


以上でプロジェクトが Subversionに登録されます。ローカルなプロジェクトはそのままですので、 Subversionと連携したい人はプロジェクトを Subversionからチェックアウトしてください。

補足

プロジェクトのSubversionへのインポートは、少なくとも AndroidStudio 1.3.2(1.4.0以降では未確認) では無条件にプロジェクトのファイルを全て Subversionに登録してしまいます。

[File]→[Settings]→[Version Control]→[Ignore Files]で除外ファイルやディレクトリを設定しても効果ありません。

プロジェクトは初期状態で800弱個のファイルからなりますが、その中で Subversionへの登録が必要なのはわずか数十個です。

この問題を解決するにはAndroidStudioでSubversionを使ってプロジェクトを共有 でプロジェクトを Subversion に登録するやり方がシンプルでよいようです。