「Fx-cp400」の版間の差分

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(Mainアプリケーション)
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因数分解もできます。
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2015年12月27日 (日) 12:11時点における版

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fx-cp400 classpad2 とは?

fx-cp400 は classpad 2 とも呼ばれるカシオの電卓で、日本では売られていない電卓です。

日本製ですが、電卓が異常に高機能化している米国向けに作られた機種で、シンボリックな数式処理や、ぐりぐりと動かせる2D/3Dグラフ、ラプラス変換やフーリエ変換、微積分、統計処理、プログラミングなど、なんでもこなせる数学専用電卓です。


Fx-cp400-body.jpg


外観からわかりますように、classpad2 は、電卓というよりタブレットで、7インチ液晶のタブレットとほぼ同サイズです。但し液晶は 4.8インチのカラー液晶で、タッチパネルになっています。下部の残りはテンキーパッドになています。

写真からわかりますように、様々なアプリがインストールされており、起動して利用することができます。

中心となるのは「Main」と呼ばれる数式処理アプリケーションですが、これを軸に他のアプリを呼びだすこともできますし、eActivityというアプリから、他のアプリを呼び出す教材ファイルを作ることも可能で、数式とグラフが混在したドキュメントを製作することが可能です。

classpad2 はタブレットと同様、ほとんどの操作をタッチパネルで行いますが、驚くべきことに、抵抗膜型でどんなペンでも(DSのペンでも箸でも指でも)使えるのにも関わらず、マルチタッチをサポートしており、スマホやタブレットとはー味違った良好な操作感を実現しています。

テンキー

本体下部にあるテンキーは所謂「簡単な電卓」として使うための必要最小限のキーで構成されています。 簡単な計算くらいならテンキーだけで十分こなせます。

ソフトウェアキーボード

fx-cp400 を本格的に使うには、数式の入力にソフトキーボードを使います。

下図にソフトウェアーキーボードで入力している様子を示しますが、 fx-cp400 には数式を入力するための多機能なキーボードがついていて複雑な数式の入力はほとんどこれで行います。

また、数式はプログラミング言語の数式のようにテキストで入力する方法と、 本物の数式と同様の表示をしつつ入力する方法の両方をサポートしています。この2つの入力方法を一つの数式の中で混在できます。

ソフトキーボード.png

Mainアプリケーション

fx-cp400 にはたくさんのアプリが搭載されていますが、その中心となるアプリが Main です。Mainは fx-cp400の液晶画面の下にある、 アイコンパネルの専用のアイコンをタップすることで、いつでも起動できます。

以下の図に、 Main アプリケーションで \int_{-1}^{1}\sqrt{1-x^2}dx を計算させている様子を示します。 このような簡単な積分だと、数値計算ではなく、解析的に計算するらしく、計算値が \frac{\pi}{2} になっています。

Mainアプリ.png


数値計算だけではなく、シンボリックな計算もできます。 以下の図は、関数を定義し、展開形式に直して表示している様子です。

Mainアプリでシンボリックな計算.png

因数分解もできます。

Mainアプリで因数分解.png