「Javaのコンパイルで、ソースファイルのエンコーディングを UTF-8にするには」の版間の差分

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Javaに限らず多くのプログラミングでは、ソースファイルのエンコーディングに UTF-8
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を使うことが多くなってきました。
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しかし Gradle の Javaプラグインによるコンパイルは
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既定では、Javaソースの エンコーディングはシステムのデフォルト(日本のWindowsでは MS932)
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です。
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Gradle の Java の既定のソースセットのソースファイルのエンコードを UTF-8にするには
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build.gradle で各ソースセットのコンパイル用のタスクのプロパティ options.ecncoding を
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変更します。
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compileJava.options.encoding = 'UTF-8'
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compileTestJava.options.encoding = 'UTF-8'
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と書くのが簡単です。
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但し、ソースセットを追加した場合は追加記述が必要です。
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普通はこれで十分ですし、ソースセットが増えてもちょっと書くことが増えるだけですが、
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全てのソースセットのJavaソースファイルのエンコーディングを UTF-8 にするには
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tasks.withType(JavaCompile) {
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    options.encoding = 'UTF-8'
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}
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とします。これはJavaCompile型のタスクを抽出して、全てのプロパティを変更します。

2016年8月26日 (金) 06:09時点における最新版

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Javaに限らず多くのプログラミングでは、ソースファイルのエンコーディングに UTF-8 を使うことが多くなってきました。

しかし Gradle の Javaプラグインによるコンパイルは 既定では、Javaソースの エンコーディングはシステムのデフォルト(日本のWindowsでは MS932) です。

Gradle の Java の既定のソースセットのソースファイルのエンコードを UTF-8にするには build.gradle で各ソースセットのコンパイル用のタスクのプロパティ options.ecncoding を 変更します。

compileJava.options.encoding = 'UTF-8'
compileTestJava.options.encoding = 'UTF-8'

と書くのが簡単です。

但し、ソースセットを追加した場合は追加記述が必要です。 普通はこれで十分ですし、ソースセットが増えてもちょっと書くことが増えるだけですが、 全てのソースセットのJavaソースファイルのエンコーディングを UTF-8 にするには

tasks.withType(JavaCompile) {
    options.encoding = 'UTF-8'
}

とします。これはJavaCompile型のタスクを抽出して、全てのプロパティを変更します。