JavaFXの開発環境

提供: tknotebook
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JavaFXは、Java7からJavaに含まれるようになったので、JREさえあれば実行可能で、JDKさえあれば開発可能です。 開発にはJDK、IDE(統合開発環境)とSceneBuilderを使うのが良いでしょう。

JDK

JDK は Java の最新版を使用してください。最新のJava の JDK には JavaFX の開発に必要なライブラリがすべて含まれていますが Java8 u40 以降では JavaFX Dialogs が追加されています。JavaFx で簡単にダイアログを表示したいのなら Java8 u40 以降の JDK を使いましょう。

以下からダウンロードできます。

Java SE Downloads

JDKはインストーラの指示に従ってインストールし、JAVA_HOME環境変数に JDKをインストールしたフォルダを設定してください。

JDKの binフォルダにパスを通した方が何かと使いやすいですが、必須ではありません。

IDE

JavaFX は Oracle社の NetBeans, Eclipse、 JetBrains社の IntelliJ IDEA で開発が行えますが、このチュートリアルでは JetBrains社の IntelliJ IDEA Community版を使います。

理由は

  1. 只である。
  2. 最初から JavaFXをサポートしていて、JavaFXの開発に必要な設定はほとんどない。
  3. コード補完が他のIDEに比べ非常に優れている。例えば FXML のイベントの設定から、コントローラのメソッドを半自動で生成できる。
  4. Eclipseより軽い。

IntelliJ IDEA Community版は以下からダウンロードできます。

IntelliJ IDEA

これもインストーラに従ってインストールしてください。

SceneBuilder

JavaFX は GUIのデザインを FXML という言語(XML)で行いますが、表示がどのようになるかを見ながらデザインが行える SceneBuilder というツールがあります。無くても テキストで FXMLを自在に操れるなら不要ですが、あった方がとても楽です。

最新版は以下からダウンロードできます。

Scene Builder

インストーラに従ってインストールすると、Windiws 版の version 8 の場合、ユーザフォルダの AppData\local\SceneBuilder\SceneBuilder\SceneBuilder.exe にインストールされるので注意してください。

IntelliJ IDEAの中で SceneBuilderを使う場合は、下図に示す[File]→[Settings] のダイアログの[Languages and Frameworks]→[JavaFX]の画面で SceneBuilderの場所をIntelliJ IDEA に設定してください。

SceneBuilderを IntelliJのインプレースエディタとして利用したり、IntelliJ IDEA の中から 起動できるようになります。

SceneBuilderの場所をIntelliJIDEAに設定する.png