「MediaWiki のお引越し手順」の版間の差分
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==リストア== | ==リストア== | ||
− | + | ===apache停止=== | |
− | + | 引っ越し先でapacheが既に動いているなら止めます。 | |
service httpd stop | service httpd stop | ||
− | + | ===データベースとユーザ作成=== | |
− | + | 引っ越し先にはユーザとまっさらなデータベースを用意します。 | |
− | + | 既に必要なユーザがある場合はユーザを作り直す必要はありませんが、データベースは作り直した方が楽でしょう。 | |
− | + | その場合、ユーザに権限を与えなおすのを忘れずに。 | |
mysql -u root -p | mysql -u root -p | ||
− | + | で MYSQL に接続して | |
− | + | 既にデータベースがあるなら、いったん削除してください。 | |
drop database tknotebook; | drop database tknotebook; | ||
データベースを新規作成 | データベースを新規作成 | ||
create database tknotebook; | create database tknotebook; | ||
− | + | 必要ならばユーザを作成してください。これは MediaWikiが使っているユーザ名です。もし違う名前を使うなら後で LocalSettings.php の書き換えが必要です。 | |
create user nakamuri identified by 'パスワード'; | create user nakamuri identified by 'パスワード'; | ||
tknotebookの権限を全て与えます。 | tknotebookの権限を全て与えます。 | ||
grant all on tknotebook.* to nakamuri; | grant all on tknotebook.* to nakamuri; | ||
− | + | いったん mysql を抜けて | |
mysql -u nakamuri -p | mysql -u nakamuri -p | ||
− | + | でログインでき、tknotebook にアクセスできるか試してみてください。 | |
− | + | 既に必要なユーザがある場合はユーザを作り直す必要はありませんが、データベースは作り直した方が楽でしょう。 | |
− | + | その場合、ユーザに権限を与えなおすのを忘れずに。 | |
− | + | ===ファイルの転送=== | |
*TeraTermで接続し、画面に バックアップ.sql(MySQLのバックアップ) と バックアップ.tar.gz(MediaWikiのファイルシステムのバックアップ)をドロップしてroot のホームにファイルを転送します。 | *TeraTermで接続し、画面に バックアップ.sql(MySQLのバックアップ) と バックアップ.tar.gz(MediaWikiのファイルシステムのバックアップ)をドロップしてroot のホームにファイルを転送します。 |
2014年11月3日 (月) 03:57時点における版
目次
バックアップ
MediaWikiのバックアップは
- MySQLのデータのバックアップ
- MediaWikiのファイルのバックアップ
で行います。
以下の説明では MediaWiki の使っている MySQL のユーザ名は nakamuri, データベース名は tknotebook、 MediaWiki がインストールされている場所は /var/www/html/mw というディレクトリであるとします。
apacheの停止
service httpd stop
で外部からのアクセスを止めます。
DBのバックアップ
データベースのバックアップは mysqldump というコマンドで行います。
mysqldump -u DBユーザ名 -p DB名 > 出力先ファイル名
この例ではデータベース名が tknotebook なので
mysqldump -u root -p tknotebook > tknotebook.sql
ファイルのバックアップ
ファイルのバックアップも簡単です。
まず、MediaWiki のディレクトリの一つ上のディレクトリ(/var/www/html)に移動します。
cd /var/www/html
MediaWiki のディレクトリ配下を tar で固めます。
tar czvf tknotebook.tar.gz mw
apacheの起動
最後に apache を再起動します。
service httpd start
リストア
apache停止
引っ越し先でapacheが既に動いているなら止めます。
service httpd stop
データベースとユーザ作成
引っ越し先にはユーザとまっさらなデータベースを用意します。 既に必要なユーザがある場合はユーザを作り直す必要はありませんが、データベースは作り直した方が楽でしょう。 その場合、ユーザに権限を与えなおすのを忘れずに。
mysql -u root -p
で MYSQL に接続して
既にデータベースがあるなら、いったん削除してください。
drop database tknotebook;
データベースを新規作成
create database tknotebook;
必要ならばユーザを作成してください。これは MediaWikiが使っているユーザ名です。もし違う名前を使うなら後で LocalSettings.php の書き換えが必要です。
create user nakamuri identified by 'パスワード';
tknotebookの権限を全て与えます。
grant all on tknotebook.* to nakamuri;
いったん mysql を抜けて
mysql -u nakamuri -p
でログインでき、tknotebook にアクセスできるか試してみてください。
既に必要なユーザがある場合はユーザを作り直す必要はありませんが、データベースは作り直した方が楽でしょう。 その場合、ユーザに権限を与えなおすのを忘れずに。
ファイルの転送
- TeraTermで接続し、画面に バックアップ.sql(MySQLのバックアップ) と バックアップ.tar.gz(MediaWikiのファイルシステムのバックアップ)をドロップしてroot のホームにファイルを転送します。
- 転送したバックアップファイルはさらに Linux 側で /var/www/html へ移動します。
- バックアップファイルからファイルとデータを復元
- カレントディレクトリを /var/www/html に移動し、
tar xzvf バックアップ.tar.gz
- オーナとグループを apache に
find mw -exec chown apache {} \; find mw -exec chgrp apache {} \;
mysql -u root -p tknotebook < tknotebook.sql
- でデータをすべてリストアします。
- サーバ名の変更
引っ越しでサーバ名が変わる場合は LocalSettings.php の変更が必要です。
$wgServer = "http://www.nakamuri.info";
の部分を書き換えてください。
- Apacheの起動
- 最後に apache を起動します。
service httpd start