「PyCharm CEからFlaskアプリを起動する」の版間の差分

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(実行構成(Run/Debug Configuration))
(実行構成(Run/Debug Configuration))
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仮想環境にインストールされた flask.exe コマンドのフルパスを入れるのですが、pipenvは既定で仮想環境をコーザのホームディレクトリのあたりにフォルダを掘って作成するので、長々とフルパスを入れねばならず面倒です。
 
仮想環境にインストールされた flask.exe コマンドのフルパスを入れるのですが、pipenvは既定で仮想環境をコーザのホームディレクトリのあたりにフォルダを掘って作成するので、長々とフルパスを入れねばならず面倒です。
  
flask本家のサイトを覗くと、
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flask本家のサイトを覗くと、flaskの開発用サーバーは
  flaskは python -m fladk run
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  python -m fladk run
 
と起動しても良いことがかかれているので
 
と起動しても良いことがかかれているので
 
私は'''[Script Path]'''を '''[Module Name]''' に切り替えて flask とだけ入力しています。すると CE は仮想環境の中から python -m コマンドで
 
私は'''[Script Path]'''を '''[Module Name]''' に切り替えて flask とだけ入力しています。すると CE は仮想環境の中から python -m コマンドで

2018年12月3日 (月) 01:59時点における版

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Pythonの開発に PyCharm をお使いの方は多いと思いますが、PyCharm Community Edition(以下 CE) には、Web開発の便利機能がありません。 しかし Flask等を使って開発は可能です。

この記事では、PyCharm を使って、Flaskのプロジェクトを作り、デバッガでデバッグできる形で起動する方法を紹介します。

Flaskアプリケーションプロジェクトの作成

Flaskアプリケーションの作成は、特に特別なことはありません。普通にPythonアプリケーションのプロジェクトを作ります。

pythonではライブラリは仮想環境を作ってインストールするのが普通ですが、 私は仮想環境の管理に pipenv を使っているので、pythonに pip pipenv で pipenv をインストールしています。

プロジェクトの仮想環境はpipenv で作成しますが、CE は pipenvをサポートしているので、Project Interpreter に pipenv を選び flask をインストールすると、以下のような状態になります。

Flaskアプリ起動001.png

実行構成(Run/Debug Configuration)

これでプロジェクトで Flask を使えるので、後は実行構成(Run/Debug Configuration)を整えます。

[Run]→[Edit Configuraion...] で実行構成(Run/Debug Configuration)の設定ダイアログを開き 以下のように設定します。

Flaskアプリ起動002.png

まず、環境変数(Environment variables) の設定ですが、Webアプリ起動時に読ませるファイルは FLASK_APP 環境変数に設定します。 他の環境変数はおまじないだと思ってください。

一番先頭の設定[Module Name]は 元々 [Script Path] を記述するところで、ここには本来 Flask を pip でインストールするときに 仮想環境にインストールされた flask.exe コマンドのフルパスを入れるのですが、pipenvは既定で仮想環境をコーザのホームディレクトリのあたりにフォルダを掘って作成するので、長々とフルパスを入れねばならず面倒です。

flask本家のサイトを覗くと、flaskの開発用サーバーは

python -m fladk run

と起動しても良いことがかかれているので 私は[Script Path][Module Name] に切り替えて flask とだけ入力しています。すると CE は仮想環境の中から python -m コマンドで flask モジュールを起動してくれます。これはfladk.exeの起動と同様のことをやってくれます。

[parameters] の欄には run とだけ記入してください。

後は規定値で大丈夫。

以上で、Flaskのアプリが CE で起動できるようになりました。

起動例

Flaskアプリ起動003.png