「PythonのHELP」の版間の差分
(→pydoc.py を使う方法) |
|||
62行: | 62行: | ||
server> | server> | ||
− | + | と表示されて httpサーバーが起動し、自動的にブラウザが起動して、全モジュールのヘルプが表示されます。 | |
+ | |||
+ | 英語に問題がない方であれば、これで pythonのモジュールをブラウザしてみるのも面白いでしょう。 | ||
+ | |||
+ | |||
+ | [[ファイル:Pydoc.py画面.png]] |
2018年8月14日 (火) 02:18時点における版
メインページ>コンピュータの部屋#Python>Python Tips
pythonには ヘルプを見るためのいくつかの方法が提供されています。
ここでは help関数を使う方法と、pydoc を使う方法を説明します。
help関数を使う方法
help関数は、通常 python の インタープリターの中で ヘルプ を見るのに使います。
インタープリターのプロンプト >>> で
>>> help(<<キーワード>>)
とすればキーワードに関するヘルプを見ることができます。注意点は見たいキーワードを 含んでいるモジュールが読み込まれていないの表示できない点です。
例えば tkinter のヘルプを表示するには
>>> import tkinter
として
>>> help(tkinter)
や
>>> help(tkinter.Wm)
などと表示します。
help関数は モジュールのソースの docstring を表示するようです。tkinter のようにライブラリリファレンスにまともに情報が載っていないモジュールでは貴重な情報源と言えます。
pydoc.py を使う方法
もし今あなたが コマンドプロンプトやシェルのパスに <<pythonをインストールしたフォルダ/Lib>> を含めていないなら是非含めておきましょう。 ここにはいろいろ面白い python のプログラムが入っています。
pydoc.py もその一つで、最も簡単な使う方は help関数と同じです。コマンドプロンプトで
pydoc.py <<キーワード>>
例えば
pydoc.py tkinter
と打てば、tkinterモジュールのヘルプが表示されます。
pydoc.py -w tkinter
と打てば、カレントディレクトリの tkinter モジュールの HTML で書かれたヘルプ tkinter.html が作られます。
さらにもっと面白いのは
pydoc.py -b
です。コンソールには
Server ready at http://localhost:59321/ Server commands: [b]rowser, [q]uit server>
と表示されて httpサーバーが起動し、自動的にブラウザが起動して、全モジュールのヘルプが表示されます。
英語に問題がない方であれば、これで pythonのモジュールをブラウザしてみるのも面白いでしょう。