「Struts2のひな形を作成するには」の版間の差分
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応答してゆけば、artifactIdと同名のフォルダが作られます。これがmaven のプロジェクトで、 | 応答してゆけば、artifactIdと同名のフォルダが作られます。これがmaven のプロジェクトで、 | ||
そのフォルダに移動し、mvn jetty:run で直ちにコンパイル&実行できます。 | そのフォルダに移動し、mvn jetty:run で直ちにコンパイル&実行できます。 | ||
+ | 以下の表示例は archetype に blank を選んだ場合ですが、 | ||
ブラウザで http://localhost:8080/index を見に行けば、jetty サーバが起動してひな形が | ブラウザで http://localhost:8080/index を見に行けば、jetty サーバが起動してひな形が | ||
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2016年12月12日 (月) 14:43時点における最新版
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Mavenに作ってもらう方法
mavenがインストールされていて、Eclipseを使わない場合、以下の方法で作るのが簡単です。
maven にパスが通っているとして、コマンドラインで適当なディレクトリに移動し
mvn archetype:generate -DarchetypeCatalog=http://struts.apache.org/
とコマンドラインで打つと、archetypeやgroupId, artifactId など質問されるので 応答してゆけば、artifactIdと同名のフォルダが作られます。これがmaven のプロジェクトで、 そのフォルダに移動し、mvn jetty:run で直ちにコンパイル&実行できます。
以下の表示例は archetype に blank を選んだ場合ですが、 ブラウザで http://localhost:8080/index を見に行けば、jetty サーバが起動してひな形が 動いていることが確認できます。
maven-jetty-plugin に関する補足
上記からお分かりのように struts2 の archetype で生成したプロジェクトは maven-jetty-plugin を含みます。
ゴール jetty:run は compileフェイズを起動し、その正常終了を待ってから jetty を起動するので ゴール jetty:run を実行する前に mvn compile を実行する必要はありません。
また、ゴール jetty:runで起動された jetty はリロードに対応しているため、JavaクラスやJSPの変更は 10秒程度で起動したままのサーバーに反映されます。
もっと早く変更を反映させたいせっかちな方は pom.xml の scanIntervalSeconds の設定を短めにしてください。
Eclipseを使う場合
Eclipseで行う場合は maven で作成したプロジェクトをインポートしてもよいのですが、 Eclipseで直接 mavenプロジェクトをワークスペースに作成できます。
- [新規]で[Mavenプロジェクト]を選ぶ
- ウィザードの2番目のダイアログで archetypeの選択画面になるので、[構成]ボタンを押して[設定]ダイアログを出し、[リモートカタログの追加]を押す。[カタログファイル]に http://struts.apache.org/ と入力して閉じ、[設定]ダイアログも閉じる。この手順は1回だけやっておけばよい。
- archetypeの一覧に blank などが出てくるので、適切なものを選び、groupIdとartifactIdを記入してウィザードを終了する。
これで mavenベースのプロジェクトができ、必要なライブラリがネットワークから自動的にインストールされます。ライブラリの追加も pom.xmlをいじれば自在なのでお勧めです。
プロジェクトを右クリックし、[実行]→[mavenビルド...] で表示されるダイアログの[ゴール]に jetty:runを記入し、[実行]を押せば直ちにコンパイル&実行できます。