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図からわかるように、視線はグラフの原点を向いています。
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第1回転角は視線とz軸との角度です。0~180度を指定できます。
 
第1回転角は視線とz軸との角度です。0~180度を指定できます。
  
つまり 0 は真上から見下ろし、60は少し上から見下ろします。120は少し下から見上げることになります。
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つまり、XY平面を水平面とすると、 0 は真上から見下ろし、60は少し上から見下ろします。120は少し下から見上げることになります。
  
 
既定値は 60 です(少し上から見下ろす)。
 
既定値は 60 です(少し上から見下ろす)。
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既定値は 30 です(Xの正方向軸, Yの負方向軸が手前に伸びてくる表示)。
 
既定値は 30 です(Xの正方向軸, Yの負方向軸が手前に伸びてくる表示)。
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尚、GNUPLOTは 第1回転角 =0, 180 の場合以外は、Z軸を上下方向に表示します。Z軸が傾くことはありません。
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以上ですが、GNUPLOTのヘルプには、最初にX軸を回し、次にZ軸を回す という説明があります。
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あれは思いっきりわかりにくいので忘れたほうが良いでしょう。

2015年8月20日 (木) 10:24時点における最新版

メインページ>コンピュータの部屋#ソフトウェア>GNUPLOT

3Dでグラフを表示する場合、立体グラフを眺めるカメラの方向を決める必要があります。

Windows版のGNUPLOTの場合、グラフをぐりぐり回すことができるので、気に入った角度でグラフをセーブすればよいのですが、 一応 view オプションの意味を説明しておきます。

set view <第1回転角>, <第2回転角>

の意味は、以下の図のようになります。

Viewの意味.png

図からわかるように、視線はグラフの原点を向いています。


第1回転角は視線とz軸との角度です。0~180度を指定できます。

つまり、XY平面を水平面とすると、 0 は真上から見下ろし、60は少し上から見下ろします。120は少し下から見上げることになります。

既定値は 60 です(少し上から見下ろす)。


第2回転角は視線のXY平面上への投影とy軸(負方向)との角度です。

つまり、0は y軸負方向から眺めます。裏から眺めるかんじです。 通常よくある、教科書に載っているXYZの正方向の座標軸が手前に伸びてくる表示では 100~120 くらいになります。

既定値は 30 です(Xの正方向軸, Yの負方向軸が手前に伸びてくる表示)。

尚、GNUPLOTは 第1回転角 =0, 180 の場合以外は、Z軸を上下方向に表示します。Z軸が傾くことはありません。

以上ですが、GNUPLOTのヘルプには、最初にX軸を回し、次にZ軸を回す という説明があります。 あれは思いっきりわかりにくいので忘れたほうが良いでしょう。