「2次元の内積の幾何学的な性質」の版間の差分
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− | 2次元の内積の定義は簡単です。<math>{\boldsymbol a}=(a_1 | + | 2次元の内積の定義は簡単です。<math>{\boldsymbol a}=(a_1, a_2) </math>、<math>{\boldsymbol b}=(b_1, b_2) </math> とすると内積は |
2014年12月31日 (水) 02:16時点における版
2次元の内積の定義は簡単です。、 とすると内積は
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この単純な定義からは信じられないことですが、内積には非常に美しい幾何学的な性質があります。
ベクトル と を図のようにベクトルの長さと偏角 、 で、表すと、 それぞれのベクトルの 、 成分は 、 となります。従って内積は
( 2 ) |
となります。どこかで見た形ですよね? そう、角度の加法定理です。角度の加法定理で
紹介した定理を符号を注意して当てはめると、内積は
( 3 ) |
という単純かつ美しい式に変身します。式中に現れる はベクトル と がなす角度です。
つまり、内積はベクトル と が同じ向きの時 となり、正のもっとも大きな値になります。
と が垂直の時 になります。
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